ロジストの路地街めぐり

路地にうごめく森羅万象に寄り添ってみたい。

中野ブロードウェイってどんなとこ?(2016.9)

中野ブロードウェイが開業50年を迎えました。今やオタク文化の殿堂として位置づけられていますが、元々は普通の複合ビルでした。5階から上の住宅階へは、専用のエレベーターがあって、廊下には赤絨毯、屋上庭園にはバーベキュー設備やプール、それにゴルフの練習場。セントラル冷暖房はもちろん、5階には、住人用の会議室やゲスト用の宿泊施設もあります。今どきの超高級マンションであれば不思議ではないですが、50年も前のことですから、驚きます。プライバシーが守られていたためでしょうか、青島幸男や沢田研二など、有名人が自宅を構えていたこともありました。普通、築50年の古マンションなんて、価値はゼロですが、現在でも、利便性の良さから、需要は高いそうです。

住人ではないので、商業施設のある地下1階から4階までしか行けませんが、これがまた不思議な空間なのです。面白いを通り越して、奇抜というか、ホラーというか、魔界というか。1階からのエスカレーターは3階への直通運転のみです。2階には3階から階段を下りることになります。階段の途中にある看板をみると懐かしの「サイババ」の写真を掲げた店がありました。カオスです。

特に妖しいのが4階です。3階までと空気が一転、お化け屋敷に迷い込んだみたいです。シャッターを閉めた店が多いのには驚きませんが、秘密クラブっぽい店や倉庫、駐車禁止の看板のかかった店があります。えっ、ここ4階ですけど。それに、飲み屋街の路地があるのですが、会員制で入れません。変なものばかり売っている「変や」は、入口から続く床が派手な照明だったり、連続する赤い鳥居があったり。ブロードウェイに来たら「変や」詣では欠かせません。

3階に下りると、漫画古書専門店「まんだらけ」の本店があります。1980年まで閑古鳥が鳴いていたブロードウェイに、わずか2坪の店を開いて以来、オタクが集まり始め、その「まんだらけ」に集まる客を狙って、次々とオタクショップが開業していったそうです。「まんだらけ」だけでも、何店あるでしょうか。数えたことはありませんが、とにかくたくさんあります。「まんだらけ」が進出しなかったら、ブロードウェイ、ひいては、中野がこれほど繁栄することはなかったかもしれません。

2階、1階もなかなかですが、地下の生活用品フロアは必見です。道が入り組んでいて、何回か行かないと慣れません。それがまた面白いのです。迷路遊び感覚で楽しめます。最近は再開発で未来都市のような地域もありますが、ここにくれば、中野が庶民的な街なんだということを実感できるはずです。最後には、「デイリーチコ」で8段ソフトを食べてみましょう。

rojist





2016年、中野ブロードウェイは50歳を迎えた。老いてますます盛ん。見習わなければ。





ブロードウェイが全国区になれたのは、ここ「まんだらけ」のおかげ。





「まんだらけ」の前の、狭い通路を通ると、前衛的なファサードが目に入る。





近寄ると、少年時代に真似して遊んだ、旗本退屈男のポスターが。今からすると、ふざけた名前で笑える。





ここには世界中のオタクが集まる。





オタク年齢もだんだんと高くなっている。





日本女性のオタクではあまり見ない、モデルのような外国女性のオタクもいる。





未来のオタクも。





竹下通りにいそうなギャルオタも。





宇宙人オタも??





人体標本オタも?





ハゲオタだって、ここにくれば楽しいよ





ちょっと怪しいオタもいるけど。





ブロードウェイに来たら、守護神詣でに行かないと。





懐かしの看板コレクション。授業内容はまったく忘れても、これらはほとんど覚えている。





4階に出現したノスタルジックな横丁。入口には会員制とあり、カードがないと入れない、変な飲み屋街。実は村上隆の事務所らしい。





裏にまわると、昔のタバコ屋に赤電話の鉄板景色。





横には町家が続く。4階なのに駐車・駐輪禁止の表記も。





妖しい占い小屋がたくさんある。それだけ依存症の人が多い。覚せい剤中毒と似ているかも。




落ち着かないカフェもある。





カーテン裏のステージでは演歌歌手が歌っている(入場料を集めるオバさんもいる)。





メイド姿で足モミしてくれる店もある。ヒマそうにしていた。





プロレスラー御用達のマスクを売るレアな店もある。





KAGUYAというから家具屋だと思ったら、かぐや姫の竹のイメージのプラモ屋だった。





入りにくいブランド品の買取店では熱いバトルが。





こんな貼り紙を見ると、アジア諸国でよく見かけるお店と似ている。





こんなガチャがある。何でもアリのところが楽しい。





R18のガチャを見つけたときはうれしかった。中身に興味深深。やってみる勇気はないけど。





2階からのながめ。蛍光灯が妖しい光を放っている。





元気が残っていたら、地下のデイリーチコで、有名な巨大ソフトクリームはいかが。





ブロードウェイ横の路地も無秩序なのがいい。そう、ここは無秩序を楽しむ空間のようだ。



関連記事
スポンサーサイト
  1. 2016/09/13(火) 13:33:03|
  2. 中野区
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<中野の小さな秋祭り (2016.9) | ホーム | NEW HOUSE (2016.8) 1>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://rojist.blog.fc2.com/tb.php/199-5ce0b336
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Rojist

rojist

Author:rojist
東京生まれ東京育ちなのに、知らない東京ばかり。ヒマだし、カメラ買ったし、ボチボチぶらぶら散歩してみようかな。気が向いたときに。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

一枚の物語 (0)
最新ランキングはこちら (1)
路地ランキングについて (1)
日々のこと (16)
千代田区 (8)
中央区 (10)
港区 (11)
品川区 (5)
目黒区 (2)
渋谷区 (14)
新宿区 (19)
中野区 (13)
文京区 (9)
荒川区 (5)
豊島区 (7)
江東区 (1)
台東区 (8)
墨田区 (5)
大田区 (2)
世田谷区 (4)
杉並区 (10)
練馬区 (1)
板橋区 (2)
北区 (5)
足立区 (1)
葛飾区 (0)
江戸川区 (1)
都下、その他 (49)
未分類 (2)

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

フリーエリア

にほんブログ村 写真ブログ 東京風景写真へ にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ