東京路地ランキング

文化遺産として残しておきたい路地をランキングしてみました

さくら想い (2015.4)

さくらは散り際がセクシーです。いや、むしろ散ってからのほうがセクシーでしょうか。ぴちぴちした満開のさくらが嫌いなわけではありません。十分に美しいと思います。でもセクシーさは感じません。

まだ寒いのに、ちょっとだけ顔をだして、でも好奇心旺盛な芽吹きの頃、競い合い、われ先に少女の殻を脱ぎ捨てる、薄くて白い肌がまぶしい青春の頃、匂い立つフェロモンを解き放つ女盛りの頃、それもあっという間に過ぎて、枝にしがみつく体力もなくなり、しかし芳醇な香りを残す散り際の頃、地に落ちてなお、色香を失わず、地上に光を運んでくれる、慈悲に満ちた頃。まるで菩薩のようです。

それぞれの時期に魅力はあるし、十人十色の感じ方があるので、深入りはやめて、別な視点で問題提起をしてみます。いつの頃からか忘れましたが、私は、さくらを見ると、仕事にしろ、人間関係にしろ、人生にしろ、潔い散り方ってなんだろって考えてしまいます。考えようとして考えているわけではなくて、見ているうちに、気づいたら、また今年も考えていた、といった具合です。まだ回答はでていません。死ぬまでずっと考え続けることこそが、散るまでのエピローグならぬ、エピロード(造語)。それでいいと思っています。

さくらも満開を過ぎた頃になって、でかけてきました。といっても、どこそこの名物桜が目当てではありません。近所を自転車で巡るだけです。最初に行った小金井公園はまだ満開で、花見客でごった返していました。こんなはずじゃなかったのにと、がっかりはしましたが、今年は晴れる日が少ないので、集中したのでしょう。次に多摩湖自転車道。さくらのトンネルもあって、わくわく。でも、多摩湖まで行くのは疲れるので、小平ふるさと村までにして、井の頭公園に向かいました。公園は、歩くに歩けないほどの混雑です。散り始めでしたが、散り方が中途半端だったので、善福寺公園へ。翌日は強風。桜吹雪を期待して、善福寺緑地公園まで行きましたが、あいにく途中から雨模様になり、あわてて帰りました。

さくらを見ていると、吸い込まれていく感覚になります。きっと、脳に働きかける何かが、さくらからでているのでしょう。ぼ~っとしてきて、白日夢を見ているような感覚です。想はランダムに宙を飛んで、わが身に帰り、心の底を揺るがしてくれました。

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まるでカエルの卵みたいで、びっくり。物事の一部を見て気づかなくても、全体を見れば気づくことがある




ちょっと離れてみる。よけいにツブツブ感が増してくる。巨大なアジサイの木に見えてきた




電車の中で、手鏡を思い切り自分の顔に近づけて覗き込んでいる女性がいた。きっと狼に変わる瞬間が見たいんだね




「透けるような白い肌」になりたい女性は多いが、透けたら血管ばかりが目立って気持ち悪くならないかな




影絵のさくら。なるほど、色気がないとはよく言ったものだ




さくらだって、いつも主役だとは限らない。でも目立ちたがりの性格は変わらない




井の頭公園には、休日も平日もない。なぜか、人のいない公園に行ってあげたくなった




重さで橋が歪んでいる。最大定員のある橋を見たことがない。だからたまに落ちることがある




この会社の新入社員は毎年花見なんだって。この格好で。ちょといて帰っていった。社会は本質より形式が大切だってことを学んだね




花見マナーの悪い外国人が多いという。でも、井の頭公園には、こういう人たちばかりだった




こんど、思い切りオシャレして花見に行きたくなった




女子が「外で食べると何でも美味しいね」と言うとき、男子はその後にしたいことを考えている。きっと




いくら人間様以上にオシャレをしても、わんこたちには自分たちの色もわからない




この季節、かかしさんも、さくらファッション




1羽だけいるオススワン(左)に乗ると幸福になれるという。現実は、あなたの言動しだいで、幸福にも、不幸にもなる




酔客が満開を愛でているとき、さくらたちは、散る準備を始めている




ペールトーンでコーデされた公園を通るとき、なぜか居心地が悪くなって、黒を脱いでみた




ファインダーをのぞいていたら、さくらの花てんこ盛りのパフェを彼女に食べさせてあげたくなった




さくらを眺めていると、潔い散り方ってなんだろうって考えてしまう。でも自身で納得できる答えにまだ出会えない




さくらの花びらと金属は相性がいいようだ。すべり台の急勾配にも、ぴったりくっついて離れようとしない




ひとり時間差花見をしていた女性は、缶ビールを2本だけ空けて帰っていった。空き缶を袋に入れて




口を開けていると、心の中まで入ってきそうで。だから、口を閉じていたら、こんなに積もってしまった


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