東京路地ランキング

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桜の花びら散るたびに・・・ (2014.4)

『桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ』。これは梶井基次郎の代表作、「檸檬・ある心の風景」の冒頭の文章です。

あまりに美しいものを見ると、まず、本能的に思わず「わぁ、きれい」と言ってしまいます。そのあとは、しばらく言葉にならないものです。時々、固まったまま、ため息をつく人もいます。でも次第に、「この美しさってなんだろう、信じられない、どこからこの美しさがくるんだろう」みたいな、少し冷静な気持ちがわいてきます。問題はそのあとです。解答が見つからず、面倒になって、思考停止に陥る人がほとんどです。でも、なかには、桜の花びらには、特殊な分泌腺があって、人が集まっているときの熱を感じると、強烈なフェロモンを放出するから、それで普段おとなしい人でも、ハイテンションになってしまうという見方はあるでしょう。なかには、桜の花には、モルヒネのような成分が含まれていて、花の下にいると、軽い中毒症状になるという見方もあるでしょう。

なかには、美しさを通り過ぎて、かえって、恐ろしさを感じる人もいるでしょう。梶井基次郎の感じ方もそれかもしれません。桜の花はもともとは、真っ白なのに、妖しくほの赤くなるのは、おそらく、樹の下に屍体が埋まっていて、樹の根が屍体の血を吸い上げていって、それで、花が妖しい赤味を帯びる、という見方です。それも、毎日、微量の血を吸い続け、血が枯れたときに、花も散ってしまいます。この説が正しいとするならば、桜が開花する前に、誰かが屍体を桜並木の下に埋めて廻っているのでしょうか。それとも、樹の下に細い管が通っていて、そう、毛細血管のような。そこに桜の季節になると、誰かが血の成分を流している、みたいな。

今年も、あっという間に、桜の花が散り始めました。このあっという間というのが曲者なんです。美しいものが、あっという間に散ってしまうなんて、悲しすぎる、焦る、許せない。だから、諸説紛々となるのは仕方ありません。

桜花爛漫を写真に撮る人はいくらでもいますから、面白くありません。桜は散るときにこそ、命の燃える様を感じることができます。そうです。桜の花びらが散るたびに、輪廻を実感するのです。

今回は、井の頭公園から五日市街道を東に、善福寺川緑地公園までの自転車散歩でした。散る桜を撮ったのに、なぜかパワーを授かったような気分になりました。

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これぞ花吹雪!そこの人、花粉症にならないように気をつけて




紙吹雪じゃない、ホンモノだ。ぼたん雪みたいに降ってくる。なんか寒くなってきた




4歳くらいの頃、近所の建築現場で紅白まんじゅうをもらった。人生初の紅白体験だった




あのとき、私がちょっと我慢すれば、今日は、楽しい宴席になったはず・・・




桜の下では会話はいらない。早く通り過ぎよう。木の下に死体が埋まっているかもしれないから




花筏の妖しい香りと美しさに誘惑されて、足を乗せた人。あの人は、今どうなっているんだろう




そういえば、ほんのひと月前には、薄氷が張っていたよね




池の端会議たけなわ。おばさんには、「花よりおしゃべり」が糧になる




「来年もまた花見に来れるように頑張らなきゃ」。生きる目標なんて、そこらじゅうにあるもんだ




歴史の長さを知れば、人間界なんて、天国と地獄より、ずっとちっぽけで薄っぺらい




カモは水の中より、ほんとうは、陸地のほうが好きなんだろうか




いくら「時代は中性だよ」なんて言っても、夫が突然中性フェチになったら、おしどり夫婦と呼べなくなっちゃう




仲間が集まるのが先か、シートが花びらで埋まってしまうのが先か




桜のじゅうたんを自転車に乗って走るなんて、そんな野暮なことはできないよね、おばあちゃん




ちょっとした好奇心があれば、そこらじゅうで、春のトリコロールを見つけることができる




「私の手じゃ、小さくて花びらを拾えないよ。おばあちゃん、やってみて」




桜の木の下には、それぞれの花見がある




桜の花びらを入れてかき混ぜると、粘性の強い水になるみたい




大人たちには花見の季節でも、子どもたちには春休みの季節。花があってもなくても関係ない




桜の海に桜の浜、桜の山に桜の森。東北にも、桜の札所・八十八ヵ所がある。まだ間に合うから行ってみようよ




おしゃれな男の子。きっと母親もおしゃれだろう。周りを探したけど、並の母親ばかりだった




小さいときはすごく高かったてっぺんも、今は3歩で登れる。小さいから面白いことって、たくさんある




水墨画に見えなくもない。落ちた花びらが、また新しい命をもらった




こちらは襖絵のイメージ。桜は明るい場所より薄暗い場所が似合う




現在の豊さは将来の豊かさを保証するものではない。「桜の園」のラネーフスカヤを反面教師にしよう




大嫌いな絵葉書風になってしまった。一枚くらいしかたない。記念としてなら




水曜日午後2時。最高のひととき




橋も満員。落ちなきゃいいけど。忙しかった花見も、もう お・わ・り・

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