東京路地ランキング

文化遺産として残しておきたい路地をランキングしてみました

新宿の谷底を覗く(2012年4月)

今回は、尾根道である新宿通りの南側の谷底に広がる、須賀町と若葉2・3丁目、そして北側の谷底にある荒木町に行ってきました。

きっかけは、永井荷風の小説「谷底」です。戦後の高度成長期に、取り残された地域、波に乗れなかった人たちが集った地域がたくさんありますが、そんな場所のひとつだったでしょう。

まず南側の谷底ですが、行ってみると、なるほど谷底に特有の空気の湿り気や澱みが感じられましたが、それは地形的なものであって、生活臭や人々の表情からは、取り残された感はまったく感じませんでした。ただ、崖にへばりついた祠のかもし出す情念に圧倒されました。

北側の谷底ですが、ずっと狭い地域なので、谷底というよりも「すり鉢」というほうが正しいでしょう。すり鉢の底にある、むちの池に、その昔、滝見見物の客が訪れ、そこに飲食をもてなす店ができ、それが花街に発展したとのことです。むちの池の前で見物客でにぎわうイメージを膨らませて帰ってきました。

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偏見だけど、ルックスが良くて品があって、芯もしっかりした路地に見える






この地で生まれ育ったお岩さん、死後2百年もして、突如四谷怪談の主役に抜擢された






須賀神社裏で見つけた未舗装の路地。今どき珍しい






東日本大震災のとき、岩手県大槌町では、半鐘を鳴らし続けて住民を救った消防団員が犠牲になった






永井荷風の小説にある、「谷底」に住まう人たちの祠は崖にへばりついていた






路地奥の階段のそのまた奥はやはり階段だった






いくら狭い路地にも、井戸端会議のスペースはあった






こうみると、マンホールにも個性がありそうだ






お揃いのキャップをかぶった柱たち






新宿の谷底はこんなに深い






崖の下の家の下はまた崖。震災が怖い






石敷の路地には花街の空気が漂っていた






津ノ守弁財天のむちの池には、その昔4mの滝が流れ落ちていた






坂の途中の民家。布のれんに初夏の風がさわやか






坂の街の優しい階段






崖にへばりつく住宅を階段でつなぎ上に伸びる路地




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