ロジストの路地街めぐり

路地にうごめく森羅万象に寄り添ってみたい。

中野の小さな秋祭り (2016.9)

日本全国で秋祭りのシーズンがやってきました。都内でも週末になると、あちこちで「ワッショイ、ワッショイ」の声が聞こえてきます。ついつい腰が浮いてしまいます。大きなお祭りは何度か見に行きましたが、どうもプロっぽい担ぎ手やイベント屋っぽい仕掛けが見え隠れしていて、それはそれで、文句なく楽しめるのですが、今年はなんとなく、小さいお祭りが見たくなりました。

そこで訪れたのが中野です。前回のブログでは50周年を迎えた「ブロードウェイ」でしたので、2回連続です。中野でも、サンプラザやブロードウェイなどの北口駅前の繁華街を素通りして早稲田通りに至り、その向こうの住宅地の、いかにも昔の鎮守様をお祭りする、何のサプライズもない、地元の人による、地元のためのお祭りです。

撮り終えて、「わあ、こんなの、撮れちゃった」みたいな達成感はありませんが、昔からずっと、同じことを、同じように、繰り返しやってきたんだろうなという、お祭りなのに、なぜか心が穏やかになりました。不思議な感覚です。歴史なんて、大事件ばかりが起こっているように見えて、実は日本中ほとんどの地方では、同じことを同じように、繰り返してきたのだと思います。これも歴史なんだと。歴史を色々なベクトルで見ることも必要なのかもしれません。

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子供の頃、こんなに真剣になることがあったら、もっと別の人生を送っていたかもしれない。




お祭り騒ぎは、今や女の子の方が積極的。男の子の10年後が心配。




やっと見つけた男の子。男はやっぱり単純、純粋がいい。




懐かしい駄菓子屋発見!それにしてもモノが多い。う~ん、ちょっと違うかな。




「狭いから、御輿かつぐのやめて!」「御輿をぶつけないように、静かに!」の掛け声。盛り上がらないなあ。




笛は明らかに縦が吹きやすい。でも横笛の方が優雅に見える。ナルシストは横笛を好むのかもしれない。




あっ、やっぱり形から入っている。




形から入りすぎてんじゃないの?




見せられる脚と見せられない脚があることを、もう少し自覚してほしいものだ。男だけじゃないよ。




伝統継承って簡単じゃない。継承する人と、される人の努力忍耐がありがたい。




木密地域の御輿は担ぎ手も気を使う。自転車や植木鉢をどかしながら進む。




女性がいるせいか、動きが緩慢で、写真にもスピード感がでない。




ということで、カメラ側でスピード感をだしてみた。




御輿を下ろして、ふっと一息をついたところ。




最高の笑顔がブレてしまった。残念!




祭りの季節には着物の女性が増える。着物に着られている女性が増えるのも愛嬌。どんどん着てほしい。





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  1. 2016/09/27(火) 16:53:59|
  2. 中野区
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中野ブロードウェイってどんなとこ?(2016.9)

中野ブロードウェイが開業50年を迎えました。今やオタク文化の殿堂として位置づけられていますが、元々は普通の複合ビルでした。5階から上の住宅階へは、専用のエレベーターがあって、廊下には赤絨毯、屋上庭園にはバーベキュー設備やプール、それにゴルフの練習場。セントラル冷暖房はもちろん、5階には、住人用の会議室やゲスト用の宿泊施設もあります。今どきの超高級マンションであれば不思議ではないですが、50年も前のことですから、驚きます。プライバシーが守られていたためでしょうか、青島幸男や沢田研二など、有名人が自宅を構えていたこともありました。普通、築50年の古マンションなんて、価値はゼロですが、現在でも、利便性の良さから、需要は高いそうです。

住人ではないので、商業施設のある地下1階から4階までしか行けませんが、これがまた不思議な空間なのです。面白いを通り越して、奇抜というか、ホラーというか、魔界というか。1階からのエスカレーターは3階への直通運転のみです。2階には3階から階段を下りることになります。階段の途中にある看板をみると懐かしの「サイババ」の写真を掲げた店がありました。カオスです。

特に妖しいのが4階です。3階までと空気が一転、お化け屋敷に迷い込んだみたいです。シャッターを閉めた店が多いのには驚きませんが、秘密クラブっぽい店や倉庫、駐車禁止の看板のかかった店があります。えっ、ここ4階ですけど。それに、飲み屋街の路地があるのですが、会員制で入れません。変なものばかり売っている「変や」は、入口から続く床が派手な照明だったり、連続する赤い鳥居があったり。ブロードウェイに来たら「変や」詣では欠かせません。

3階に下りると、漫画古書専門店「まんだらけ」の本店があります。1980年まで閑古鳥が鳴いていたブロードウェイに、わずか2坪の店を開いて以来、オタクが集まり始め、その「まんだらけ」に集まる客を狙って、次々とオタクショップが開業していったそうです。「まんだらけ」だけでも、何店あるでしょうか。数えたことはありませんが、とにかくたくさんあります。「まんだらけ」が進出しなかったら、ブロードウェイ、ひいては、中野がこれほど繁栄することはなかったかもしれません。

2階、1階もなかなかですが、地下の生活用品フロアは必見です。道が入り組んでいて、何回か行かないと慣れません。それがまた面白いのです。迷路遊び感覚で楽しめます。最近は再開発で未来都市のような地域もありますが、ここにくれば、中野が庶民的な街なんだということを実感できるはずです。最後には、「デイリーチコ」で8段ソフトを食べてみましょう。

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2016年、中野ブロードウェイは50歳を迎えた。老いてますます盛ん。見習わなければ。





ブロードウェイが全国区になれたのは、ここ「まんだらけ」のおかげ。





「まんだらけ」の前の、狭い通路を通ると、前衛的なファサードが目に入る。





近寄ると、少年時代に真似して遊んだ、旗本退屈男のポスターが。今からすると、ふざけた名前で笑える。





ここには世界中のオタクが集まる。





オタク年齢もだんだんと高くなっている。





日本女性のオタクではあまり見ない、モデルのような外国女性のオタクもいる。





未来のオタクも。





竹下通りにいそうなギャルオタも。





宇宙人オタも??





人体標本オタも?





ハゲオタだって、ここにくれば楽しいよ





ちょっと怪しいオタもいるけど。





ブロードウェイに来たら、守護神詣でに行かないと。





懐かしの看板コレクション。授業内容はまったく忘れても、これらはほとんど覚えている。





4階に出現したノスタルジックな横丁。入口には会員制とあり、カードがないと入れない、変な飲み屋街。実は村上隆の事務所らしい。





裏にまわると、昔のタバコ屋に赤電話の鉄板景色。





横には町家が続く。4階なのに駐車・駐輪禁止の表記も。





妖しい占い小屋がたくさんある。それだけ依存症の人が多い。覚せい剤中毒と似ているかも。




落ち着かないカフェもある。





カーテン裏のステージでは演歌歌手が歌っている(入場料を集めるオバさんもいる)。





メイド姿で足モミしてくれる店もある。ヒマそうにしていた。





プロレスラー御用達のマスクを売るレアな店もある。





KAGUYAというから家具屋だと思ったら、かぐや姫の竹のイメージのプラモ屋だった。





入りにくいブランド品の買取店では熱いバトルが。





こんな貼り紙を見ると、アジア諸国でよく見かけるお店と似ている。





こんなガチャがある。何でもアリのところが楽しい。





R18のガチャを見つけたときはうれしかった。中身に興味深深。やってみる勇気はないけど。





2階からのながめ。蛍光灯が妖しい光を放っている。





元気が残っていたら、地下のデイリーチコで、有名な巨大ソフトクリームはいかが。





ブロードウェイ横の路地も無秩序なのがいい。そう、ここは無秩序を楽しむ空間のようだ。



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  1. 2016/09/13(火) 13:33:03|
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NEW HOUSE (2016.8) 1

2ヶ月以上のご無沙汰です。カメラが壊れたわけではありません。長い夏休みだったわけでもありませんし、長い入院生活をしていたわけでもありません。世界一周旅行を楽しんでいたわけでは、もちろんありません。

新居に引越しする前の準備が、思いのほか、長引いてしまいました。やっと7月末に引越しが終わりましたが、欲張ったせいか、荷物が収まりません。コレを入れれば、アレがでてしまう。まるでパズルのようです。つまるところ、新しい器に合わせた生活をすることになるのでしょうが、未練を断ち切るには時間がかかりそうです。こんな状態なのに、前の家にはまだ荷物が残っています。いずれ取りに行ったり、残ったモノはゴミに出したりしなければなりません。

豊かな人生をおくるには、モノよりヒトを大事にしなければ、などと、よく言われますが、言うは易く行うは難し、です。こだわりの段階では、手放せる心の余裕がありますが、執着の段階に至ると、手放すことができなくなってしまいます。なにしろ、我が家にはオタク気質が3/4もいますから。人生最後の引越しになるかもしれない、この機会に、どうすれば執着を手放せるか、家族全員で考え実践していこうと思います。

さて新居ですが、昨年12月に基礎をやり始めてから、すでに9ヶ月。間取り設計から計算すればなんと18ヶ月。大事業です。屋内はほぼ終わりましたが、屋外はもう少しかかりそうです。正直、長かった、古希を越えていたら、これほどのエネルギーは残っていなかったでしょうし、寿命が縮まってしまったでしょう。そんなに時間をかけて、さぞ満足のいく家になったと思いきや、それがまあ反省ばかり。ああすればよかった、こうすればよかったの連続です。図面と現実は違うとはわかっているつもりでも、実際に生活してみないとわからないことだらけです。ここは、器に合わせた生活をするように切り替えるしかありません。

とりあえず、新居の写真を撮っておきりました。家のカケラばかりですが、これも我が家の記念碑のひとつですから。

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やっとできた。9ヶ月、長かった。歳もとったよ(お前が言うか)




レンガのゴツゴツ感がはんぱない。体当たりしたらケガをする。



食事中はテレビを見ないことにした。慣れるのはけっこう辛い。




アーチは満足感が高いけど、それがなぜだかわからない。



ガラス食器の耐震対策は未解決のまま、とりあえず置いてみた。



プチ贅沢。ブルーベリージャムは100%にこだわりたい。




浴槽。このラインに惚れた。




前の家から連れてきた人たち。夜中に動きそうだけど、動かない。




初めてのシェードカーテン。脳のシワもこれくらい密になって降り畳まれているといいな。




ウシの個体差があるから、2つとして同じナメシ革は作れない。人間の肌質も同じ。化粧品は本来オーダーメードがいい。




人間も家も、腰周りはちゃんとカバーするほうがよさそうだ。




うずらの殻っていうのを使ってみた。すごい数。調湿機能に優れているらしい。




365日、下を向いているネコ。猫背になっちゃうよ。




記念に絵を描いてみた。タイトルは"I'm home"(ただいま)。




LEDで、コンパクトで、間接照明で、自分で取替えできる。そんな照明器具を探し回った。




たかが巾木だからこそ、主張させてみた。




直線デザインは心が引き締まり、曲線デザインは心がなごむ。




リモコンは目立つところに置けば、忘れることはない。




オタクの本棚には、背表紙のない本が多い。




???




住宅の入口を開放するか閉鎖するかは、その家族の生き方に通じるかもしれない。




光がなければ陰翳は生まれない




ちょっとでも欠けがあると、ほかの建材なら返品されるところだが、レンガだけは、それがかえって味になる。




大発明でなくても、改良に次ぐ改良があるから産業が成り立つ。地味な努力が花を咲かす。




35度を超える日の昼間、君はなぜ日なたに。




アイアンの素材感も捨てがたい。




空き巣に対策万全なところを見せるのも一策。




階段は5mmでも高さが違うと体感できるから不思議だ。




毛深い木もあれば薄毛の木もある。木にもホルモンが関係するのかな。




雨樋にトゲ。防犯は未然に防ぐのが上策。




四季折々のナチュラルデザインがもっとも贅沢。




パターン模様は安心感を与える。東京オリンピックのマークもそうなのだろう。




街中に防犯カメラが当たり前の世の中になった。監視社会でないと安心が保てない皮肉。




灯りとレンガのコンビには温かみがある。







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  1. 2016/09/03(土) 13:04:20|
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東京生まれ東京育ちなのに、知らない東京ばかり。ヒマだし、カメラ買ったし、ボチボチぶらぶら散歩してみようかな。気が向いたときに。

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