東京路地ランキング

文化遺産として残しておきたい路地をランキングしてみました

危険度ワースト1の街を歩く (2013.11)

70%。なんの数字だと思いますか?答えは、4年以内に首都直下型地震の起きる確率です。最近は脅しともいえるような映像や数字が、やたらメディアをにぎわしていますから、イソップ物語の羊飼いの少年の話ではありませんが、「またか」っていう感じにもなります。

「地名に隠された『東京津波』」(講談社)という本には、地名からわかる危険な街が書かれてありました。それによると、地名に「谷」「窪」「久保」「川」「田」「江」「砂」「浜」「落」「島」「亀」「海」「淵」「浅」「瀬」「沢」「芝」「橋」「汐」「塩」「潮」「口」「網」「築」「坂下」などが付く町。これらは、地名からして、低地であることがわかります。しかし、地名からではわからない例もあります。例えば、「台場」のように埋め立てられた土地は危ないですし、麻布十番のように、元々「網代町」という水辺だったのが地名を変えてしまった、隠れ危険地帯もあります。

そもそも、都内のほとんどは、建物で埋まっていますから、タモリさんのような「坂フェチ」でなければ、そこが低地なのか、地盤が軟弱なのか、ちょっと見ではわかりにくくなっています。

今回訪れた町屋4丁目は、先日東京都が発表した、大地震が起きた際の家屋の倒壊や火災の危険度ランキングで、みごと(?)1位を獲得しました。行ってみて、なるほど木造住宅が密集しているし、細い道が入り組んでいるし、古い町工場も多いので、震災が発生すれば、時間帯によっては、大火災になるかも、という印象は持ちました。それに、家の周りに土嚢を積んでいた家がありましたので、おそらく低地でもあるのでしょう。隅田川や荒川が近いので、地震や津波で、浸水や液状化が起これば、緊急車両が消火や救助に向かいにくいかもしれません。

駅を降りてまず目に付いたのが、サラ金の看板です。サラ金って、こんなにあったっけと思うくらいすごいです。それに負けじと多いのがパチンコ屋です。尾竹橋通りにずらっと並んでいます。カネ借りてパチンコですか?この街の人、大丈夫でしょうか。しかし、駅前は京成・地下鉄・都電の駅が集まっていて、賑やかですし、寂れた感じはしません。

歩いて5分で町屋4丁目に入ります。細い道や行き止まりの路地が多いのですが、路地っぽさがありません。わかりにくい表現かもしれませんが、血が通っていないというか、人の温もりが感じられません。人はけっこう行き来しています。町工場もたくさんあります。でも何かが違います。排他的というか、誰かに監視されているような、肌感がします。撮り歩きしたあと、写真をチェックしたら、人がひとりも写っていませんでした。こんなことは初めてです。撮ってはいけない空気感がそうさせたのでしょう。とにかく不思議な街でした。

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町屋駅前に秋を見つけた。ゆっくり走る都電荒川線だから、四季折々の風景を楽しめる




駅を降りると、大量の街金とパチンコ屋が出迎えてくれる。子育て家族にはちょっと勧められないかも




こんな廃屋があちこちに。更地にすると固定資産税が6倍にもなるから、手がつけられない。防犯上も防災上もいいことないのにね



まだ商売してるようだけどあまりお世話になりたくないな。それに寝具店なのに蛍光灯売ってるって?




こちらも営業中の桶屋さん。でもこんなに年季の入った見本を見せられてもねえ




こういう街に必ずあるのが共産党と公明党のポスター。多数の弱者が政治を動かす国が繁栄できないのは自然の理




洗濯物の数を競っているみたい。家や物干し場のゆがみが、なぜかアートに見える




洗濯機の外置きは当たり前の土地柄。昔は東京中がそうだった




微妙にずれてるのが気になる。技術者ならもっとぴちっとしてほしい。アーティストならもっと面白くしてほしい




最近は二重サッシや二重ガラスが増えているけど、三重のすだれは珍しい




空き巣は、すきまだらけの塀よりも、高くて外から覗けない塀の家を選ぶという。なにごとも相手の立場になって考えることが必要なんだね




この街には、火や油を使う町工場がたくさんある。火災が起これば、火に油をそそぐことになる。ひとたまりもない




住民もよくわかっているから、火の用心のノボリがあちこちに




火や煙は、路地をトンネルのように猛烈な勢いで走るから、火が出たら路地を通ってはいけない




家も塀も樹木も、街中燃えやすいものにこと欠かない




火災だけじゃない。この街は川の氾濫や、ゲリラ豪雨にもそなえないといけない




防災対策として、道路の拡張工事があちこちで行われている。電信柱も一緒に動かせばいいのに




街の鎮守様のお稲荷さんの鳥居を塞ぐように飲み屋の看板。ママさんとお稲荷さん、どっちを拝みに行きたい?




そういえば、この街ネコがいっぱい。いっぱい過ぎて撮る気が萎える。ネコのしっぽに似たこっちのほうが面白い




きいちのぬりえ美術館。海外の学校教材としても評価が高い。認知症の治療にも効果がある。ぬりえパワー恐るべし




あまり治安がよさそうにみえない街にも、家の外にかわいいカエルのオブジェ。思ったより治安はいいかも




あきらめて紅葉する葉もあれば、まだ抵抗する葉もある。紅葉するほうがモテるなら、そうしようかな




耳をすませばデキシーが聞こえてきそう。まさに聖者(サンタ)が街にやってくる季節になった




街を歩いていたら「64」が目に飛び込んできた。時間限定の影絵ショーに拍手

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  1. 2013/11/26(火) 08:42:11|
  2. 荒川区
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オリンピック会場ってどんなとこ?後編 (2013.11)

前回の台場・有明に続いて、今回は晴海・豊洲・辰巳・夢の島です。私の世代だと、夢の島=ゴミの島というイメージを持ちやすいのですが、初めて行ってみて、びっくり。自然豊かな都会のオアシスになっていました。大きく育った樹木と並木道、充実したスポーツ施設、熱帯植物園、素晴らしいマリーナ・・・。それでも、巨大なゴミ処分場があるので、意識してあちこちでにおいをかいでみましたが、まったく臭くありません。

東京のゴミ処分が問題視されてからずいぶん経ちますが、東京都の埋め立て処分場は夢の島が満杯になり、あらたに中央防波堤地区に埋め立てられています。それもいつ満杯になるか心配です。

焼却場の数も日本は世界一です。イギリスの22倍以上もあります。使い捨て文化の先頭を走るアメリカと比べても3.5倍もあります。焼却場の数が多いということは、それだけ、ゴミの量が多いということです。当然ダイオキシンの排出量も世界一です。なぜこんなになってしまったのでしょう。

江戸時代には社会に根付いていた「もったいない」文化が、今の時代には、なくなってしまいました。以前、ノーベル平和賞を受賞した、アフリカのマータイ女史は、「もったいない」という日本語に感銘を受けて、環境保護活動を展開されています。言葉だけの日本、実に恥ずかしいことです。

「ゴミゼロ社会」が理想でしょうが、生きている以上、どうしてもゴミは出ます。でもゴミが出ても、繰り返し再利用できたり、リサイクルして別なものとして利用できれば問題がありません。どうすればそれ以外のゴミをゼロにできるかです。例えば、リサイクルできない材質を使う容器や包装材を作らせない法律を整備するなり、リサイクルできない容器や包装材に税金をかけるなどの対策が有効だと思います。

また、以前住んでいたドイツでは、デポジット・システムというルールがありました。例えばビールを買うとき、一定のお金を徴収され、空き瓶をお店に持っていくと、お金を返してくれるシステムです。現在では、多くの先進国でも採用されているようです。わかりやすくいえば、日本では家電製品を廃棄するときに、廃棄代を取られるので、不法投棄がなくならないわけで、それが、廃棄するとお金が戻ってくれば、不法投棄は減ることになります。街中でも、使い終わった容器を専門のボックスに入れると、お金が出てくるなど。廃棄代のデポジット・システムはぜひ日本でも導入してほしいと思います。

ゴミの話が長くなりました。そうそう、オリンピック会場予定地巡りでした。ほとんどの予定地はまだ野原のままでした。今回心配に思ったのは、会場ではなく、会場をつなぐアクセスでした。選手村のできる晴海、セーリングの若洲やクロカン・ボートなどの海の森近辺も今は孤島です。なんらかの手当てはするでしょうが、ゆりかもめの延伸だけでは輸送力不足は否めません。狭い地域に観光客が集中しますから、混雑緩和措置も必要です。建物は7年あれば間に合うでしょうが、大量輸送が可能な交通網の整備は簡単ではありません。LRTの導入も長短あります。はっきりした計画の情報も見当たりません。

東京オリンピックは、コンパクトがウリだから歩いてくれ、なんてことにならないようにしてほしいものです。

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田舎でも都会でも、うろこ雲はどこにでもやってくる。秋を連れてやってくる




靄に煙る晴海ふ頭。見え過ぎないほうが美しいものもある。4Kテレビなんて必要だろうか




白鳳が優勝する少し前、大鵬が亡くなった。白鳳は優勝インタビューで、大鵬への黙祷を場内の観客に呼びかけた。感動。日本人より日本人らしいとは、そのとおり




ビッグサイトや幕張メッセができる前、見本市はほとんど晴海で行われていた。竹芝桟橋からわずか5分の船旅がすごく楽しかった




選手村予定地も、今は巨大な空き地。奥に三角屋根の晴海客船ターミナルとレインボーブリッジが見える
新技術説明会が行われていた。入口は何人も黒服がいて厳戒態勢。ベールを纏った車も見える。見れないとよけいに見たくなるから不思議




新橋から晴海、豊洲、有明まで延長される環2の工事現場。環状道路ばかりたくさん造っても、都心の通行制限をしなければ、渋滞はなくならないのに




晴海大橋の東。超高層マンションの右側に新たに4棟が建つ予定。家賃は上がる、地盤は下がる、てなことにならなければいいけど
豊洲にある、築地卸売市場の代替予定地。土壌が汚染されているとして反対が多いが、もうこんなに進んでいる




オリンピックの会場をつなぐ大量輸送交通手段が心もとない。バスより電車にしてほしいな




東雲運河の手前に、体操競技場や自転車競技場の予定地が広がる。すでに工事が始まっていた
バレーボールの会場として、ここに有明アリーナが新設される予定。道をはさんで高層マンションがいくつも計画されている




巨大な辰巳国際水泳場(ドーム建物)があるのに、手前隣地に新しい水泳競技場を造るらしい。理解不能
東京湾には13ヶ所の水門があって都民を守ってくれるけど、埋立地にはほとんどないので、そこの住民は守れない




人間を滅ぼすのは人間だろう。それを止めるのは、広島・長崎、第五福竜丸、東日本大震災の悲劇を知る日本人しかいないと思う




夢の島にある巨大な清掃工場。焼却過程で得られた余剰電力は、売電され、一般家庭3万軒近くの年間消費電力をカバーしているそうだ
肌や顔をゴシゴシ洗うと、皮脂が減って肌はガサガサ、しみ・しわも増えるのが常識。年寄りの知恵も間違うことがあるんだね




ハロウィーン時期になると、全国で行われる巨大カボチャ大会。今年の日本一は485kgだって。味もよければいいんだけど




夢の島熱帯植物園。ウツボカズラに指を入れた。食べられちゃうかもって、どきどきした




オオオニバスのタライに、一円玉が何枚乗せられるかやってみたい




夢の島にあるバドミントンとバスケットボールの会場予定地。オリンピックを機にほんとの夢の島になればいいね
馬術会場になる夢の島競技場。多種多様、年中イベントが行われていることに驚いた。工事が始まると使用できないのがかわいそう




緑豊かな陸上競技場。アーチェリー競技場になるという。毎日子供達が運動している場所なのに




プレジャーボートが減っている。オーナーの7割は50歳以上。若者は車でさえ持たなくなっている。加山雄三を羨む時代ではなくなったのか




夢の島マリーナ。立体駐車場や立体墓地は、もう慣れたけど、船はどうもねえ。丘にあがった河童みたい




野生化した外来種のペットが急増している。人間の背番号制度より、ペットの背番号制度導入のほうが先でしょ


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  1. 2013/11/15(金) 08:43:48|
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オリンピック会場ってどんなとこ?前編 (2013.11)

東京にオリンピックが来る!オリンピックで日本は元気になる!日本中が喜びに沸きかえっているようなマスコミ報道ですが、ほんとうにそうでしょうか。被災地の人たちからすれば、別の国の馬鹿騒ぎでしょうし、東京に住んでいる私でさえ、妙に冷めているのです。オリンピックは大好きですし、日本で行われることは大歓迎です。でも、これだけの大イベントですから、工事が始まれば、極端にいうと、日本中の土木建設関係者が東京に集結してしまうのではないでしょうか。そうなると、被災地の復興や原発事故の後処理は誰がやるのでしょうか。むしろ、こういう非常事態のときだからこそ、国をあげて、被災地でオリンピックをしてほしいと思ってしまいます。

それにしても、この7年間で、東京がどんな変わり方をしていくのか、興味はあります。特にオリンピックのメイン会場となるベイエリアには劇的な変化がもたらされるでしょう。そこで、会場予定地を中心に撮り歩いてきました。定点観測をしてみるのも面白いかもしれません。

とはいっても、ベイエリアはまだ公共交通が十分に整備されていないため、車でしか行けない若洲(セーリング)や海の森(クロスカントリー、ボート、カヌー)はスキップしました。前編は、台場と有明、後編は、晴海・豊洲・辰巳・夢の島です。今回は台場と有明を紹介します。

この日、私のお台場デビューでしたが、実に楽しいところでした。特に海浜公園はいいですね。都心のすぐ隣に、これだけの自然と景観、素晴らしいの一言です。オリンピックだからといって、いじり回してほしくありません。改造も最小限にとどめてほしいと思います。もし改造するのであれば、島を南北に分断し、縦断する湾岸道路は見た目が悪いので、地下化して東京湾トンネルとつなげてほしいですね。最小限の改造とはいきませんが、楽しい街づくりには良い案だと思います。

通勤が便利で、オリンピックも身近に感じられるということで、この地域の超高層マンションが即日完売の大人気です。2020年に向けて、新築物件がどんどん増えて行くでしょうが、そのどれもが、海抜ゼロメートルにあることを忘れてはいけません。東京湾には水門が13基あって、津波や高潮の進入を防いでいますが、そのどれもが、湾奥にあるので、もし大きな津波が東京湾に押し寄せれば、埋立地はひとたまりもありません。そのうち東京に大地震が起きる可能性もゼロではありません。液状化したり、津波で沈んでしまったり、オリンピックを見ずに、恐ろしい地獄絵を見ることにならなければいいのですが。

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トライアスロン会場となるお台場海浜公園。真新しい建物もいいけど、7年あればもう少しきれいな海にできるはず




頭の上に渡したワイヤにぶら下がってボード遊びをしている。けっこうスピードでるね。これなら波がなくてもできる




絵になる母子。やっぱり、このあと、TBSのカメラクルーがやってきてインタビューしていた




お台場海浜公園の東側は、砂浜でセーリングや砂遊び、西側は岩場で磯釣りができる。都心から30分以内で行ける穴場




マンハッタンとブルックリンブリッジをバックにした自由の女神。そんなイメージでパチリ




自由が勝ちすぎる社会は危ない。秩序が勝ちすぎる社会は息苦しい。自由と秩序のバランスが大事だよ




指がない長所を考えてみた。ヤクザに一目おかれる。リウマチにならない。爪の手入れが不要。パラリンピックに出れるかもしれない




ここ潮風公園はビーチバレーの会場予定地。隣のバーベキュー広場はたくさんの若者で賑わっていた




「健康長寿は下半身から」、が常識になっているのに、ジムには上半身マッチョばかり。見せたがりがここにもあそこにも




荷主は商品のコンンテナ積載効率を1%でも上げようと必死になる。船主はコンテナ自体の積載効率を1%でも上げようと必死になる




歳とって、同じ趣味を一緒にする時間が多くなって、より仲良しになる夫婦がいれば、仲が悪くなる夫婦もいる。その按配が難しい




初代南極観測船「宗谷」。意外に小さいのでびっくり。英雄は人間だけじゃない。いつも一緒だった犬のタローとジロー、猫のたけしも偉かった




埠頭を風の音が通り抜けている。波の音がBGMのようにフォローしている。ふたつがハーモニーされたときの音は気持ちいい。ほかに音はない




海鳥にとって、ガントリークレーンはお気に入りのベンチ。安全だし、見晴らしもいい




レインボーブリッジを通れない大型クルーズ船のために、ここ青海に新ターミナルを造ると、猪瀬都知事。殺風景な景色が一変するかも




ビッグサイトは、レスリング・フェンシング・テコンドーの会場になる。出来合えの会場だけに、安上がりでいい
テニス会場となる有明コロシアムで、錦織圭がエアケイの真っ最中




未来の錦織圭くん、がんばれよ

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  1. 2013/11/07(木) 08:39:39|
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