ロジストの路地街めぐり

路地にうごめく森羅万象に寄り添ってみたい。

清澄門仲のいま (2018.6)


オシャレな街に変身中とうわさの清澄白河に行ってきました。アートの街やカフェの街などと言われています。次ぐに来る街として注目もされています。しかし、こう言われても、従来の下町のイメージからは想像ができません。百聞は一見に如かず、実際に行ってみるしかありません。

わくわくしながら到着した清澄白河駅。人生初めての駅がまた増えました。それでもまだ乗り降りしたことのない駅の方が圧倒的に多いのです。先が長いのです。「元気があればなんでもできる」。そう、その通りです。

駅を降りてすぐ小名木川があります。家康が作った運河です。江東区を東西に真っすぐ走る、全長5キロ弱の川です。川幅も広いところで約50mもあります。小名木川のほかにも、この辺り、江戸由来の運河が碁盤の目のように走っています。400年前にこれほどの土木工事をやった家康の力には畏敬の念を抱かずにいられません。

清澄庭園の周囲には歴史的な建物もまだ残っているし、昔の工場をカフェやレストランにリノベしたりと、古さと新しさがバランスよく発展しているさまが見てとれます。歴史の跡を消した上に味気ない現代を築いている、どこかの街とは違います。

ぶらぶら南下すると門前仲町。この駅から日本橋まで東西線でわずか4分。そこから東京駅や銀座へは歩いてもすぐ。なんという立地でしょう。生活する上では、豊洲や台場よりはるかにいいと思うのですが。誰かが作り上げたブランドに踊らされる人がいかに多いかということでしょう。

清澄白河から門前仲町にかけて歩きましたが、一番の気づきは、緑地面積の広さです。寺社地を除いても、広大な公園が多く、道路は碁盤の目に整備されています。南北の電車路線が大江戸線の東側にもう1本あれば、都心へのアクセスも良くなります。ただ、軟弱なゼロメートル地域という現実がありますから、大地震対策を急げば、住環境としては文句ないでしょう。10年後、どんなに魅力ある街になっているか、楽しみです。

写真の方は、快晴日のため今回もまた明暗差に苦しめられました。また、どこに行っても観光客が多くて、普段着の街が撮りにくかったです。それでも、緑が多くて、気持ちのいい日でした。

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箱入り娘(清澄白河駅)




鉄骨の街(小名木川)




日陰者




猫の手を借りました




白の内側




歩行者専用道路




下町の足




大鵬世代




行列が行列を呼ぶ




深川めし下請け企業




まだら焼け注意




仏像マンション




長生き長屋(旧東京市営店舗向け住宅)




蛇口から花




アルファベット好きな人が多い街




意味不明な商売(清州寮)




楽しそうだから「イイネ」(清澄庭園)




青の一張羅




猫背のふたり




自家用車で公園に来る子




ブルーなんとかいう人気のカフェ




人気かどうかわからないけど、幸せにしてくれるらしい




小顔でくりくり目、細い足。女性の理想ってこれ?




みんな昔の名前ででています(深川新道)




専売公社そろい踏み




ホームレスニャンコの優雅な生活




日本最初の鉄橋(元弾正橋)




深川花街の名残り(大横川河畔)




男は黙って髪を切る

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  1. 2018/06/07(木) 11:09:03|
  2. 江東区
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神田川河口逍遥 (2018.3)

神田川をはさんで、南にキリスト(ニコライ聖堂)、北に孔子(湯島聖堂)がいる、そんな場所が御茶ノ水にあります。その名も「聖」橋。今回の小さな旅の出発点です。ここから神田川の終点まで。終点は隅田川。

神田川にかかる140の橋のうち、今回は最後の8つ、聖橋~昌平橋~万世橋~和泉橋~美倉橋~左衛門橋~浅草橋、そして140番目の柳橋まで、橋を行きつ戻りつ、周辺を歩きました。柳橋の隣、隅田川にかかる両国橋を渡ったところから神田川の河口を眺めてみたりもしました。

今回のメインテーマはずばり船溜まりです。聖橋の周辺を見るかぎり、船溜まりはその素振りをまったく見せません。万世橋で、かつて中央線のターミナル駅だった時代に思いを馳せつつ、猫のいる小さな柳森神社へ。あいにくその日は留守でした。近所のお年寄りと世間話をしてから旧佐久間河岸跡へ。東北からの船荷をここで降ろして貨物線の秋葉原駅へ運んでいたようですが、なんの痕跡もありません。3つ倉の名残が3つの倉の形の公共トイレになっている美倉橋を過ぎて、左衛門橋に来ると、ありました。船溜まりです。一気に潮の香がしてきました。

川に乗り出すように建つ屋形船「野田屋」「三浦屋」の名を付けた船が行儀よく停泊しています。浅草橋まで行くと、船はもう満員状態です。「田中屋」「鈴木屋」「あみ春」「井筒屋」「小松屋」の船たちがずらっと並んでいます。絵になる景色です。

さて柳橋です。初めて見たのですがいっぺんに見惚れてしまいました。永代橋のデザインを取り入れた豪壮な景観なのに、なんとも小さいのです。永代橋のミニチュアです。幅も狭いので車がほとんど通りません。豪壮さと可愛らしさのギャップがすごい!欄干ごとに和櫛のオブジェが象られていて、そこが花街であることを思い起こさせてくれます。狭い街に人形屋さん、ビーズ屋さん、料亭、船宿、てんこもりの柳橋。面白い街でした。

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鉄ちゃんを真似てみた。ここから神田川の終点をめざす(@聖橋)




神田川沿いの築地塀には、アールデコを超えた古くて新しい美を感じる




七十にして心の欲するところに従うと、矩を越えそうで、欲するところに従えない(@‘湯島聖堂)




右大腿四頭筋と左大殿筋のストレッチ




高架下は宝の山(@万世橋)




今はなき万世橋駅の雑踏の音が聞こえる




柳森神社にアキバからお参りに




木造の寿命は30歳と誰が言う。90歳でも立派に生きている(@柳森神社向かいの看板建築)




ラジオは瀕死でも、ラジオ体操は健在(@佐久間公園)




男だけの写生会(@美倉橋北詰)




一丁ずつ焼くと「天然鯛焼」、大量に焼くと「養殖鯛焼」だって(@浅草橋店)




人形の街(@柳橋)




船溜まり発見(@左衛門橋)




浅草橋南詰




整列駐船




屋形船「あみ春」で日向ぼっこのすずめたち




止まってもすずめ?




柳橋~浅草橋間の渋滞




柳橋の可愛らしさにやられてしまう




欄干に 粋なかんざし 柳橋




お稲荷さんと黒塀に花街の名残り




組合お抱えのお稲荷さん




粋なねえさんが渡る柳橋




花と舟




神田川の終点X隅田川




西日が川面に溶けだした




夕焼け小焼け、もう帰ろう


  1. 2018/03/23(金) 08:20:36|
  2. 江東区
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  4. | コメント:0

両国でやぐら太鼓を聞きながら (2013.5)

夏場所が始まりました。いつもながら白鳳中心の「1強他弱」のデジャブを見せられていささかウンザリです。一時は、毎年のように、年3回の東京場所を楽しみに出かけていましたが、日本人力士のあまりの期待外れに歯噛みするばかりで、最近は足が遠のいてしまいました。

今回、国技館の外の歩道で出待ちして、力士をカメラにおさめようとしていたところ、出口の正面に、おじさんたちの一群が陣取っていました。この人たちがすごかった。まだ幕下から十両くらいの力士でしょうか、相撲を終えて出てくるたびに、「OO(力士の名前)、ごくろうさん。明日またがんばってな」と声をかけていました。それもはるか遠くに姿が見えたときから、「OOが出てきた」と言い当てるのです。言い当てることもすごいのですが、それよりも、国技館で相撲を見ることもなく、力士に直接労わりの声かけをしていることに感動しました。返事はしなくても、力士はきっとうれしかったと思います。

それだけでなく、近くにいる相撲ファンの女性たちに、こうやって力士に声をかければ、一緒に写真を撮ってくれるよと、アドバイスをしていました。この人たち、ほとんど毎日ずっと同じところで出待ちしているそうです。ほんとに、相撲が好きなんだなと感心しました。

その後、駅の南側の相撲部屋6ヶ所を巡回してから、相撲の神様を祀った、野見宿禰神社にご挨拶。この神社のある亀沢には小規模の工場がたくさんあります。その中のひとつで、おやじさんとおしゃべり。アベノミクス景気なんてどこの世界の話だ、みたいなグチを聞かされました。やっぱりですね。マスコミの偏向報道もいい加減にしてほしいと思います。

続いて、横網公園へ。うっかりしたことに、両国なのでてっきり「横綱」だと思っていたら、なんと「横網」なんです。ここは元、陸軍省の被服廠跡地。年配の人なら、被服廠跡と聞いただけで、わかると思いますが、関東大震災のとき、ここに避難した人たちが持ち込んだ家具などに、火災の旋風が飛び火して、6万人ちかくが焼死してしまいました。公園内の記念館で、震災・戦災の遺品を見せていただきました。二度とこんな悲劇を起こさないように、震災対策を急がないといけません。復興予算の流用などもってのほかです。関係者は、みんなこの記念館を見て欲しいくらいです。

最後に、残念だったのは回向院です。なんといっても、回向院は江戸相撲の本拠地ですから、両国に来るたびに見ておかないと。でも、当日は、長野善光寺の仏様の出開帳が回向院で行われていました。戦後初、73年ぶりとのことで、すごい行列でした。そのため、普段は出入り自由な境内にも入れずじまいでした。しかたありません。またの機会にします。

rojist





大相撲トリビア。「満員御礼」の垂れ幕は満員でなくてもおろす。自己申告。満員御礼で出す「大入袋」の中身は10円ぽっち。満員の大安売り




どの相撲部屋もビルの1階にひっそりと。看板がなければ気づかないけど、あと50mくらいになると鬢付け油のにおいでわかる
大島部屋に看板はないけど、手形でわかった。右下はたぶん看板の痕




昆布じゃないよ廻しだよ。花柄や水玉があったら面白いけど、きっとひんしゅくかうよね




スポーツ・芸能の世界の繁栄にはタニマチが欠かせない。スポンサーなんて言葉使わないでほしい




相撲取りには独特のオーラがある。いいオーラは小手先のテクニックで出せるもんじゃない、毎日一生懸命やっているから出るんだ
相撲が体重別でないのは不公平だという人がいる。でも、小が大を制することこそ相撲の醍醐味と思う




歴史は事実でなく、作られたものが多いことを知っておきたい




四十七士の揮毫(サインのこと)。吉良邸にあるのは解せない。いつ移してくれるの。今でしょ




相撲の神様を祀る野見宿禰神社。本場所前はいつもここで神事が行われる




芥川龍之介歌碑。”阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている”(「河童」より)。”我以外皆我師”を忘れまい




言葉を記憶するのは難しいけど、歌は世につれ、世は歌につれ。歌なら記憶できる。ミューズ神のパワーはすごい




機械があまり動いていないから、ワンちゃんが爆睡できる。アベノミクスでてこい!




虫除けのビール缶。虫は反射光が嫌いなんだって。中身は好きかもね




フリーハンドで縦線は描きやすいけど、横線は描きにくい。紙を縦にすれば問題ないけど




関東大震災直後の浅草仲見世。悲劇再びにならないよう、震災対策を急がねば
震災の熱風で溶けたビン。人間ならどうなるか、想像してみよう




震災の熱風で溶けたビルの柱が痛々しい。可憐に咲く紫蘭が救い




元陸軍被服廠跡にたつ慰霊堂。震災の猛火によって、ここに避難した約6万人の命が一瞬のうちに奪われた




慰霊堂の上空。B29じゃなくてよかった

  1. 2013/05/17(金) 08:05:40|
  2. 江東区
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東京生まれ東京育ちなのに、知らない東京ばかり。ヒマだし、カメラ買ったし、ボチボチぶらぶら散歩してみようかな。気が向いたときに。

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