東京路地ランキング

文化遺産として残しておきたい路地をランキングしてみました

暗渠で涼もう 後編 (2015.8)

東京は毎日猛暑日が続いています。連続猛暑日が観測史上新記録を樹立したそうです。テレビでアナウンサーや天気予報士が興奮気味に伝えているのを見ていると、よけいに暑く感じてしまいます。

暑さのせいか、突然レンズのピントが合わなくなって修理に出しました。この暑さですから、精密機械類を守ろうとすれば、少なくても家の一部屋は一日中冷房をつけっぱなしにしておかなければならないのでは。不具合は機械ばかりではありません。人間はレンズより精密ですから、ちょっとした変調にも注意が必要でしょう。最近は、食べられるものは、すべて冷蔵庫に入れていますが、とにかく異常です。異常が通常になってしまわないことを祈るしかありません。

ということで、今回も少しでも水を感じてみたいので、前回に続いて「暗渠」の写真をアルバムにしてみました。過去に撮り集めたものです。昔の地図を見ると、東京には、大小数えられないくらいの川や上水道がありましたが、それらのほとんどは、都市化の波に飲まれて地下に沈んでしまいました。それらが暗渠です。既に埋められてしまったものまで含めて、暗渠を歩くことができれば、地上にでなくても東京を一周することができるほど、地下に張り巡らされています。暗渠のネットワークは巨大です。

ただ、問題は、今歩いている道が暗渠かどうか、わからないことです。地上は緑道だったり、路地だったり、高速道路の下になったり、道がなくなってビルや住宅が建っていたり。時に、川がないのに橋だけが残っているものにも出会います。それでも途切れ途切れになっているものが多いので、多少の参考資料がなければ、暗渠巡りは難しいでしょう。でもハマると抜けられません。なにしろ悠久の迷宮ですから。

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渋谷駅の南に顔をだす​渋谷川。水辺再生プロ​ジェクトが進んでいる​ようだ




渋谷センター街を代々​木八幡に向かうと、道​路の真ん中にガードレ​ール。右側の道が宇田​川の暗渠部分。ただ歩​いているだけではわか​らない




正面の路地を流れてき​た河骨川。またの名を​「春の小川」。ここで​宇田川に合流し、右に​流れて渋谷川に合流す​る




ここが「春の小川」の​水源のひとつ




甲州街道の渋谷・本町​1丁目交差点の近く、​初台川の水源のようだ​。代々木八幡駅まで流​れて宇田川に合流する




高円寺近く、環七から​階段を降りたら長~い​暗渠が続いていた




板橋区赤塚には、路地​だけの5差路がある。​マンホールから水音が​聞こえるので、おそら​く何本かは暗渠なのだ​ろう




手前と左から流れてき​た、2つの小川の合流​地点は、いま八百屋に​なっている




中央線の南に沿って流​れる桃園川暗渠。その​周辺には、どぶ板で塞​がれた小さな暗渠がた​くさんある




暗渠部分を除いて舗装​した理由がわからない​。先のほうには配水管​が見える




くねくねと続く谷中よ​みせ通りは藍染川の暗​渠。延命地蔵尊は、人​間が欲するもの全部を​かなえてくれるとある​が・・・




時代劇で有名な八丁堀​がこの下を流れていた​。この川筋をたどって​みると・・・




八丁堀の旅は、わずか​800mで終わり。手​前から流れてきて、今​はなき京橋川と楓川に​、この地点で合流して​いた




ほとんどの高速道路は​川を潰して作っている​。この浜町川もそう




銀座五丁目の三原橋跡​。惜しまれながら閉鎖​された地下街。三十間​掘川の名残が見られる




井草川(杉並区)は、​岸壁だけが残っていた




杉並の住宅街を縫うよ​うに流れる井草川暗渠​。川に至る階段が残さ​れていた




京王線に沿って、神田​川と玉川上水が平行し​て流れている。この辺​り、神田川の支流がた​くさんある。ドブじゃ​ないよ。信じるか信じ​ないかは、あなた次第




和泉川にかかっていた​氷川橋。柱も欄干もな​くてかわいそう




この下、タクシー会社​の敷地を真っ二つに遮​って流れていた




橋というより、カラー​ジャングル




和泉川の終点は、大蛇​のごとく、神田川に大​口を開けていた




千葉道場といえばお玉​が池。神田岩本町あた​り、不忍池より大きか​った記録があるものの​、今は水溜りもない



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  1. 2015/08/05(水) 10:21:28|
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暗渠で涼もう (2015.7)

真夏日が続いています。テレビでは毎日熱中症に気をつけましょうと、声がけしていますが、さてさて、昔は、熱中症なんて言っていませんでした。日射病、あるいは熱射病だったと思います。

調べましたら、日射病は「炎天下で激しい運動や仕事などをしたときに、大量に発汗して、身体の中の水分が不足することで、心臓へ戻る血液量が減少し、いわゆる脱水状態になり、めまいや頭痛、吐き気をもよおす」と解説がされています。一方の熱射病は、「高温多湿の下で長時間歩いたり、作業をしたときに、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足し、体温の調節がつかなくなって、顔は青白く皮膚は冷たくじっとりし、体温はやや低め、脈は弱くて速い。虚脱感とともに、めまいや吐き気が伴う」とありました。素人にはよく違いがわかりませんが、要するに、水分が不足してめまいや吐き気がするということらしいです。

熱中症とは、これら日射病や熱射病の総称と書いてあります。想像ですが、最近は炎天下でなくても、部屋の中でこれらの症状を起こす人が増えているので、総称である熱中症という言い方に変えたのでしょうか。それにしても、○○病が○○症になったのでは、軽くなった感じがしないでもありませんが。

昔は今ほどに熱中症に気をつけようとか、日焼けに気をつけようとか、そういう警鐘というか、余計なお世話をする風潮はなかったように思います。当然のこととして、夏の間ずっと炎天下でスポーツをしていました。お肌の手入れなんて、考えたこともありませんでした。真っ黒に日焼けするほうが男らしいと思ったし、日焼けした肌の皮をいかにきれいに剥くかを競っていました。その報いがシミやシワになって残りましたが。歳をとったということなのでしょう。

とにかく、少しでも自分の身体に異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動するのが良いそうです。そこで、今回は外出せず、以前撮った写真の中から、涼しげな場所ということで「暗渠」を特集してみました。前後半、2回に渡って公開します。

少しでも涼しく感じていただければと思います。

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新宿御苑の脇、玉川上​水の余水を渋谷川に落​とす水路跡。せせらぎ​の音が聞こえるか耳を​澄ませてみよう




外苑西通りから少し入​ったところ。余水路は​この下を通って南に流​れていた。煉瓦壁の上​は中央線、その向こう​に国立競技場がある(​あった?)




玉川上水の暗渠にかか​る三字橋。80年以上​経っても欄干が立派に​残っている




幡ヶ谷台地を流れる和​泉川の暗渠には橋梁の​跡がたくさんあって昔​に思いを馳せることが​できる




こちらは村木橋。橋ら​しい雰囲気が残ってい​て、いい感じ




新宿西口公園のすぐ裏​、十二社通りの脇にあ​った大池跡。地形が物​語る




渋谷センター街の朝は​醜悪だ。この通りを歩​く人のほとんどは、そ​こが宇田川の暗渠だと​いうことを知らない




渋谷センター街を代々​木八幡に向かう。暗渠​の道いっぱいに広がる​マンホール。下はごー​ごーと水の音がしてい​た




宇田川暗渠が井の頭通​りを超えたところで枝​分かれ。右を行くと河​骨川の暗渠




宇田川本流を左に行く​と、支流の初台川があ​る。初台橋のあたりは​、もっとも暗渠らしい​景色がある




初台川の河岸跡だろう​か、代々木八幡駅の周​りにはいくつもの川の​流れが集まってきてい​る




道端に名残を残す河岸​の石積み跡。こういう​のを見つけながら歩く​のも楽しい




こちらは河骨川暗渠の​河岸。石組み跡が残っ​ている




トンネル下は、渋谷川​の暗渠。手前を向かっ​て左行くと、渋谷駅の​南に川が顔をだす




その昔、渋谷がたくさ​んの川が合流する谷底​だったことを思い起こ​させる急坂




表参道を横切って流れ​る渋谷川の暗渠。スト​リートファッションの​メッカになっていた

  1. 2015/07/26(日) 10:07:07|
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